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「世界卓球2007」最終日 王励勤が2連覇 〜3度目の優勝〜

00_22 男子シングルス決勝は、定刻の現地時間午後4時からはじまった。日本でもライブ放送を見ていたファンの方も多いことと思う。

 初優勝を目指す馬琳が気迫のプレーで序盤から飛ばし3−1リード。完全にペースをつかみ王励勤十分なプレーをさせない。5ゲーム目も7−1でリード。馬琳の初優勝が近づいてきた。しかし、ここから王励勤が驚異的な粘りを見せる。これぞトップレベルの精神力だ。このゲームを逆転した王励勤が第6、第7ゲームを奪った。

01_101   王励勤は2大会連続3度目の優勝。この記録は、荘則棟に並ぶ優勝回数である。(荘則棟は61年から3連覇)

 つまり、中国の中でも歴史に名を残す偉大なチャンピオンとなったわけである。王励勤に課せられるのは、来年の北京オリンピックのシングルスの金メダルだけだ。

 一方、惜しくも敗れた馬琳は本当に不運としかいいようがない。3度目の決勝戦。しかも今回はほぼ、勝ちかけていた。試合を見ていた人はあのまま馬琳が勝つと思ったはずだ。馬琳本人も今度こそと思ったことだろう。

02_80  世界最高の舞台、男子シングルス決勝戦。そこには魔物がすんでいるのだろうか。世界一を決める決戦で学んだことは、「勝負は下駄をはくまでわからない」「最後まであきらめてはいけない」「最後まで油断してはいけない」という勝負の鉄則である。これは、世界レベルでも小中学生レベルでも同じことだ。

 もちろん、馬琳が油断したとは思わないが、途中から逆に追いつめられたことは事実。そして、最後まで勝負を捨てなかった王励勤に会場いっぱいになった観客は惜しみない拍手を送った。