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「全日本」 その魅力と魔力

 1月16()から21()まで「全日本卓球選手権大会」が開催される。今年は昨年よりも1週遅い開催なので、選手にとっても役員の方々にとっても精神的にも楽()なことだろう。

 さて、全日本である。卓球の日本一を決める大会だ。チャンピオンには一人しかなれない。真剣にチャンピオンになりたいと思い、この1年間練習に取り組み、大会に臨む選手がどれだけいるだろうか?

そういう選手が多ければ多いほど会場にも緊張感が漂う。その独特の雰囲気こそが全日本の魅力の一つといえよう。

 男子は現チャンピオンの吉田海偉(日産自動車)と昨年帰化した韓陽(東京アート)、大ベテランの松下浩二(グランプリ)に対し、ナショナルチームが力を入れている若手の対決が見物。

 単に若いと言うだけで抜擢されているのでは、到底、世界では通用しない。これまでにそういった選手を何人も見てきている。厳しいようだが、このベテラン選手たちが国内で強いうちに堂々と打ち破ってチャンピオンになるようでなければ、日の丸を背負って世界で戦えるはずもない。

__1   女子は実力的にみても福原愛(グランプリ)が優勝すべきである。ナショナルチームではすでに日本のエース。世界ランキングもベスト10入り間近である。

 その福原が全日本で他選手を圧倒して勝ち進み、独壇場の戦いを見せてほしいのだが、そういう状況をなかなか想像できない。それだけ日本の女子はレベルが高いともいえるのだが、福原自身が国内の試合が少なすぎ、相手に慣れていないように思える。また、国内ではどうしても受身となってしまうため、真剣にチャンピオンを狙っていっていないような印象を受ける。

 よく「全日本には魔物が潜んでいる」と形容されるが、昨年の試合はまさにそういった感じに映った。

 まさに魔力なのか。福原が優勝するにはこのあたりの気持ちの整理をうまくできるかどうかだけだろう。

_ 男子の若手が吉田や韓陽を破ることは、現段階では難しいかもしれない。だが、福原愛が圧勝してチャンピオンになる可能性は高い。多くの愛ちゃんファンもそれを望んでいるはずだ。

 21日午後3時からNHK教育で女子シングルス決勝がライブ中継される。そこに登場する選手は誰だろうか?